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生芋こんにゃくって何?こんにゃくと何が違うの?

こんにゃく粉からできているのか、こんにゃく芋からできているのかで味も香りも噛み応えも全く違うこんにゃくになるんです。

こんにゃくって何からできてるの?

ズバリ、こんにゃく芋からできています!
こんにゃく芋はサトイモ科の植物です。原産はインドシナ半島といわれています。
国内では群馬県昭和村が生産量全国No.1で全国シェアは93.5%です(2020年)

こんにゃく芋はそのままでは食べられない原料野菜。

写真のように中身は真っ白なお芋で山芋みたいですが、シュウ酸カルシウムが多く含まれており、
その結晶が針のような形をしているため、口の中の皮膚や粘膜を強く刺激するので痛くて食べられません。
煮ても焼いても揚げても無理です。

そんなお芋を食べられるようにするためには、芋を練ってアルカリ性の凝固剤を混ぜます。
するとグルコマンナンというこんにゃく芋の成分が固まることで針状の結晶が無害化して口の中を傷つける事無くこんにゃくとして食べられるようになります。

こんにゃくと生芋こんにゃくの違い

一般的な「こんにゃく」とは

さて、本題です。
生芋こんにゃくってなに?こんにゃくと何が違うの?ですが、

まずはこんにゃくの事からお話します。

皆さんがよくスーパーで見かけるグレー色の一般的な「こんにゃく」
これらはこんにゃくの粉「こんにゃく粉」でつくられたこんにゃくの事を言います。

こんにゃく粉とはこんにゃく芋を乾燥させて粉砕し粉にしたものです。

こんにゃく粉でできたこんにゃくは表面がつるつるしたものがほとんどで、歯で噛みちぎると歯の跡がくっきり残ります。
この食感が好きな方、クセになる方もたくさんいますね。

粉で作ったこんにゃくは長期間保存ができ、価格がお値打ちなところもポイントです。

こんにゃく芋を粉にすることで原料の粉自体も長期保存ができるのでこんにゃく屋さんにとっても好都合!
そしてこんにゃくだけでなくいろいろな製品に利用できるところもメリット。
皆さんがよく知っているこんにゃくゼリーやこんにゃくパスタ。最近では化粧品にもこんにゃく粉が使われていることのありますね。

しかし、こんにゃくの臭みが苦手な人がいるのも事実。
こんにゃくの粉の質やこんにゃくを作るときに必ず使用する凝固剤の種類の組み合わせによってはかなりの臭みが出てしまうんです。

逆に言えば使用する粉と凝固剤の組み合わせをうまく変えれば全く臭みのないこんにゃくを作ることが出来るのです!

こんにゃくの臭みが苦手な方にはこちらがオススメ↓↓
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こんにゃく粉の中でも一番質のいい特等粉を使用し、
ホタテの貝殻由来の凝固剤を使用することで全く臭みのないこんにゃくに仕上げています。

こんにゃくの臭みが苦手!という方におススメです。



生芋こんにゃくとは

ではでは、生芋こんにゃくとは何か?
生芋こんにゃくとは、こんにゃく芋を茹でて(もしくは蒸して)柔らかくし、すりつぶして作るこんにゃくの事を言います。
簡単に違いを言うと、
こんにゃく粉から作ったのか、
こんにゃく芋から作ったのかの違いで名称が違います。

名称が違うだけでなく、食感・味・香りも全く異なったもので食べた印象では《全く違う食べ物》と思う方も多くいます。

何がそんなに違うのか。
まずは食感。
よくスーパーに売られている一般的なこんにゃくはツルツルしていると思いますが、生芋こんにゃくはお芋そのものをミキサーにかけて攪拌するので、出来上がりのこんにゃくの表面がザラザラしています。
そして歯で噛みちぎると引っ張られるようなもっちりとした食感で、歯の跡は綺麗には残りません。

そして一番の特長は、味染みが抜群だというところです。
お芋から作ったこんにゃくはザラザラボコボコしているのでそこにしっかり味が絡み、とても早く味が染みるんです!

寒くなってきてこんにゃく需要が高まるこの季節に味染みバツグンなこんにゃくなんて最高じゃないですか??
ぜひこんにゃくを買うときには生芋こんにゃくを選んでみてくださいね!

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こちらの生芋こんにゃくはお芋のみで作ているのでお芋の香りもふわっと香る!こんにゃくの概念変わります!

生芋こんにゃくを選ぶときのポイント

生芋こんにゃくとこんにゃくの違はわかりましたか??

ここで一つ生芋こんにゃくを選ぶときのポイントをお伝えします。
生芋こんにゃくと言っても実は少し秘密があって、
表のパッケージには生芋こんにゃくと書かれていても裏の一括表示を見ると芋だけでなく粉も使用と表記されているものもあります。
それはなぜかというと、こんにゃく業界では

《 原材料に占めるこんにゃく芋の割合が50%以上の場合のみ商品名に「生芋こんにゃく(生芋〇%使用)」と表示できる。》

となっているので、表のパッケージだけを見て生芋こんにゃくだ!と思い購入すると実は粉も一緒に使用されていたりします。

やはりお芋だけで作ったものと、粉も一緒に使っているのとでは食感や香りも変わってきますので、ホントの生芋こんにゃくが食べたい!という方はぜひ
裏の一括表示を見て【こんにゃく芋】と書かれたものを選んでみてください。

ぜひいろんなこんにゃくを食べ比べてみてお好きなこんにゃくを見つけてくださいね!
お料理によってこんにゃくを変えるのもいいですね。


生芋こんにゃく食べる利点

色々お話ししましたが、どんな食材も好き嫌いがありますので
まずは違いがあることを知り、その中で選択肢を増やして選ぶという事が大事だと思います!

そんな中で、生芋こんにゃくを食べるとどんないいことがあるかというのを最後にお話ししたいと思います。

実は生のこんにゃく芋には「セラミド」という成分が含有しています。
セラミドとは、お肌の保湿成分になるもので、細胞と細胞の間にある水分を抱え込んで逃さないよう保持する働きをします。
さらに紫外線や摩擦などの外部刺激からお肌を守るバリア機能をサポートする成分でもあります。
セラミドは歳を重ねるほどに減少し、50代では20代の半分になてしまうそう。
セラミドが不足したお肌は肌のバリ化機能が低下し、乾燥しやすくシワもできやすくなってしまいます。

そんな、お肌に欠かせない成分「セラミド」が取れる食は
・米(米ぬか)
・小麦(小麦胚芽)
・ヨーグルト
・ほうれん草
・ひじき
・わかめ
などで摂取できますが、なんとこれらの食材よりもこんにゃく芋に一番多くセラミドが含まれているのです!

このセラミド豊富なこんにゃく芋を丸ごと使ってつくる生芋こんにゃくには、もちろんセラミドが多く含まれます。
生芋こんにゃくなら、約100g~200g食べることで摂取できる量です。
※セラミドの1日あたりの摂取量は定められていませんが、1日に0.6mg摂取するとバリア機能改善の効果が期待できるといわれています。

これは、生芋こんにゃくだからこそ摂取できるものです。
こんにゃく粉は粉にする過程でセラミド成分がほとんどなくなってしまいますので、“こんにゃく”にはセラミドは殆どありません。

紫外線対策や乾燥対策は皆さん一年を通して気にしてやっている方が多いはず。
せっかくこんにゃくを食べるならセラミドが摂取できる「生芋こんにゃく」を、そして生芋こんにゃくを食べるなら、生芋100%で作られたものを選んでみてください!

アトピーで悩まれている方やお肌の弱い方もセラミドは必須成分ですので体の内側から少しでもサポートできればいいですよね。
たかがこんにゃく、されどこんにゃく!ぜひ違いを知った上で選んでみてくださいね。

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