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こんにゃく芋と農家の1年

こんにゃくにも畑があり農家がいるって知っているようで知らない人が多いのでは?

そんなベールに包まれたこんにゃくとこんにゃく芋農家の1年をご紹介!

【春】土壌整備と植え付け



【3月下旬~4月】

まだまだ寒い時期ですが完全に雪が解ける4月になるとロータリーというトラクターで畑を耕します。
東京ドーム4個分くらいの畑を所有しているのでかなり時間がかかりますがこれも大事なお仕事なのです。天気がいい日は百名山を眺めながら気分よくトラクターに乗っています。

耕す作業が終わると、次は土壌消毒をします。消毒と聞くといいイメージがないかもしれませんが、これもこれから植えるお芋達のため。
土壌消毒をしてマルチという黒いビニールのようなものを土にかぶせていきます。
「マルチのゆがみは心のゆがみ」笑
まっすぐピシッと貼れると気持ちがいいものです!!

実はこの土壌消毒に代わるものを模索中。
去年は消毒の代わりにからし菜を植えて栽培した畑を作って消毒なしでもこんにゃくが元気よく育つかを実験しました。
とりあえずやってみるがモットーの石井さん
悪い結果ではなかったけれども改善点も見つかりました。
息子たちが農家を継ぐ日がもし来るのであれば、その時までに土壌消毒ではない何かを見つけてあげたいと思っています。

何かいい方法やアイディアがある方ぜひ教えてください!



【5月上旬ごろ】

さて、土壌消毒が終わりゴールデンウィークが明けるころ、いよいよ種芋や生子(キゴ)と呼ばれるお芋の赤ちゃんを植え付け始めます。
石井メイドオリジナルの畑面積は東京ドーム約4個分の約20ヘクタール。そのすべてに生子や芋を植え付けていきます。
3人一組になって植え付け用のトラクターに乗ります。1人は運転、2人は後部に乗ってくるくる回るベルトコンベアに種芋を置いていきます。
芽が上になるように乗せるのがポイント!

「また新しいシーズンが始まった!」と気合が入る時。お芋たち、大きくなるんだぞ~!

【夏】消毒・除草作業

【7月~9月】

植え付けが終わると消毒や追肥(ついひ)を行います。
病気や虫、日焼けからこんにゃくを守るために、一枚の畑を消毒したら10日~2週間後に同じ畑に消毒。その作業を夏の間何度も繰り返します。
さらに雑草もぐんぐん伸びるので除草作業も欠かせません。

また夏の時期はゲリラ豪雨や台風も来るので、気が抜けません。
強い風が吹き続けるとせっかく成長して大きくなってきたこんにゃくが倒れてしまったり、雨で流されてしまったり、根腐れを起こしたり。
最近はあまりの暑さに日焼けを通り越してヤケドのようになってしまったり。

日々こんにゃくの様子をチェックし最小限の被害になるように早目に対処するのも忘れません。
そんな自然界の荒波にもまれながらも強くしっかり育っていくこんにゃくを見ると、私たちも頑張ろう!とパワーをもらいます!

実はこんなこともしています!

皆さんお気づきかもしれませんが、こんにゃくはじっくり育つ作物。
一年のうちに何回も収穫時期を迎えるわけではありません。

という事は、収穫して芋を出荷する時期以外収入がないという事です!!!!!

石井メイドオリジナルとして加工業をしているので全く収入無し!ではないのですが
こんにゃく畑からの収入はゼロなんです。

なので多くのこんにゃく芋農家さんは、夏の間、こんにゃく芋畑の作業のほかに別のお野菜を栽培しているお家がたくさんあるんです。
石井さんちもその一つ。うちはでは夏の間ほうれん草を栽培しています。
このほうれん草、実はとってもおいしのです!!※残念ながらネット販売はしていません。

そのほかの野菜だとトマトやとうもろこし、ウドを栽培している農家さんがいるんですよ。
もちろんこんにゃく一本の農家さんもいらっしゃいますが、なかなかそれも大変なのです。

意外でしたか??
こんにゃく芋農家のもう一つの顔をご紹介してみました!

【秋】 芋の収穫、出荷

【10月中旬から12月上旬】

まっすぐ幹を伸ばしていたこんにゃく芋も、涼しい時期が来ると勝手にパタパタと幹が倒れます(なんて不思議な作物!)
そうなると、こんにゃく芋農家の一番の頑張りどころでもある「掘り取り作業」の始まりです!

まずは掘り取り機でお芋を掘り起こし、手作業で収穫をスタート。
始まりは売り玉と呼ばれる3年目の大きなお芋の収穫です。
売り玉には「キゴ(生子)」という、こんにゃく芋の赤ちゃんがニョキニョキ生えているので、キゴもポキポキ折って収穫します。
売り玉は収穫後出荷、一部は加工用に加工場に持っていきます。
キゴちゃんたちは出荷はせず貯蔵庫へ。

そして11月に入ると種芋の収穫をします。
種芋はすべて収穫後貯蔵庫にて次の春まで貯蔵します。

3年前までは赤ちゃんだった芋も大きくなり、出荷を迎えた時はなんだか感慨深くなるものです(まるで卒園式に参列した親の気分…)😢


この時期は「新芋」を使用し、当店では『新芋生芋こんにゃく』と名前を変えて販売しています。また、この新芋時期のみ製造する期間限定の『皮ごと生芋こんにゃく』も販売します!芋の香りが強く、味も濃いのが魅力です。この時期の生芋こんにゃくをぜひ味わってみてください!

この時期だけの「新芋生芋こんにゃく」は絶品!

この時期は「新芋」を使用し、当店では『新芋生芋こんにゃく』と名前を変えて販売しています。
掘り起こしたばかりのこんにゃく芋はとてもみずみずしく少しピンクががかった白色をしています。茹でるとフワ~とお芋の甘い香りが漂って
新芋きたー!と感じます。
もちろん出来上がったこんにゃくも特別なものに✨
香りが豊かで弾力の中にもふっと柔らかさを感じることが出来るんですよ。

もう一つこの新芋時期のみ製造する期間限定商品『皮ごと生芋こんにゃく』
掘りたてホヤホヤのこんにゃく芋のは皮が薄く柔らかいのでこの時期だけ皮も一緒に練り込んで作ります。
芋の香りが強く、味も濃いのが魅力です。

ものすごく大きな違いはないかもしれませんが、なんだかクセになる人続出です。
これを待ってた!という方もいらっしゃるんですよ。

何気なく食べているこんにゃくにも旬がある

こんにゃくは野菜からできている

そこには畑があり、農家がいる!

このことを食べて感じていただけると嬉しいです。

【冬】選別作業、貯蔵管理

【1月~3月頃】

冬の間こんにゃく芋農家は秋に収穫したお芋を大きさ別に選別したり、腐ってしまったものがないかのチェック作業をします。
お芋の芽の向きを揃えてパレットに並べ、それを何段にも積み上げ、気温や湿度が管理された貯蔵庫で保管。
こんにゃく芋は寒さに弱いので、暖かい貯蔵庫で5月の植え付けまでゆったり過ごします。

当店の貯蔵庫ではクラシック音楽を流しています♪何か変化があるかはわかりませんが、大切なお芋たちにゆっくり、ゆったり、いい気分で過ごしてほしいという代表の親心です。春はまた土の中への植え付けを繰り返し、キゴから3年経ってようやく出荷または加工し、皆さんの食卓にお届けします。

まとめ

謎に包まれたこんにゃく芋農家の一年いかがでしたか??

少しでもこんにゃく芋農家の事を知っていただけたなら嬉しいです。

群馬県昭和村はこんにゃく芋生産全国1位の名産地。
夏のこんにゃく畑はあたり一面にこんにゃくの葉が広がって圧巻です!

お近くに来た際はぜひ立ち寄ってくださいね。




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