こんにゃくって何者?
みなさんこんにゃくはもちろんご存知ですよね。でも何からできてるか知っていますか?
実はこんにゃくはサトイモ科の植物で、その球茎からできている食品ということで、芋からできているんです!
しかもそのこんにゃく芋、結構個性的なカタチをしているんです。
ぜひ下の写真をみてください!
わかりますか?ピンクのツノが生えてるんです!びっくりですよね。
しかも掘り起こす前のこんにゃく芋畑はもっと予想外のはず。
みました?写真
まるで小さいヤシの木!南国かと思ったでしょう?
イヤイヤ、ここは群馬県昭和村。
あの茎の下、土の中でお芋が育ってるんですよ。
こんにゃくってこんにゃく自体も不思議な食べ物だけど、こんにゃくになる前からずいぶん個性的な植物なんです。
こんにゃくの栽培
こんにゃくは本当に手間のかかる農産物。
結論から言ってしまうと、種芋を植え付けてから出荷できるまでには3年かかります。
【春】種芋・芋を植え付け→【夏】消毒・除草作業→【秋】収穫→【冬】貯蔵管理・生子の選別
秋に収穫した芋を貯蔵庫で管理し、春にまた土の中に戻します。
これを3年間繰り返す
芋はまるで学生のように【1年生、2年生、3年生】と名付けられ3年生になってやっと出荷するのです。
こんにゃくは虫に弱くとっても繊細なので、収穫まで繰り返し消毒し茎が倒れないよう育てます。
また、掘り取った芋は水分が多く含まれるため冬の間凍ってしまわないように貯蔵庫でしっかり管理します。
生芋こんにゃくとこんにゃく粉
3年かけて育てたこんにゃく芋はそのままでは食べられません。
みなさんがよく知っている“あのカタチ”にしなければ食べることはできないのです。
こんにゃくにも種類があります。
生芋こんにゃくとこんにゃく粉を用いて作ったこんにゃくです
まずは生芋こんにゃく
《生芋こんにゃく》って聞いたことありますか?スーパーなどで見たことありますか?
生芋こんにゃくとは掘り取ったこんにゃく芋の皮をむき、そのまますりつぶし、凝固剤を入れ練りこんで
作ったこんにゃくのことを言います。
芋をすりつぶして作るので出来上がったこんにゃくは芋の香りがして柔らかく、味のしみも良いです。
また使用する芋によって出来上がりのこんにゃくの色が違ってきます。
作り手としてはそんな個性が見える瞬間が愛おしかったりします。
デメリットは長期保存ができないこと。
特に石井メイドオリジナルの生芋こんにゃくは“生の芋”のみを使用しているので傷みやすく、腐敗しやすいのです。
腐敗すると触っただけでこんにゃくが崩れ、袋も膨らみ、封を開けるととてつもない異臭がします。
そうならないようパック後しっかり殺菌し新鮮さが保たれるように心がけています。
次はこんにゃく粉を用いて作ったこんにゃく
こんにゃく粉とは、こんにゃく芋を乾燥させ粉末状にしたものの事です。
粉と水を合わせ練りこみ、凝固剤を入れさらに練りこんで作ります。
こちらのこんにゃくは生芋こんにゃくとは違い腐敗しにくく、粉自体も原料として長期保存できます。
作業工程も少なく量産するには粉が向いています。
ただ、味しみの良さや芋の香りなどは生芋こんにゃくには劣り、また生芋に含まれていた成分(セラミドなど)の
含有量も減少しますが、
しっかりとした弾力でこんにゃく臭さも少ないのが特徴なので、匂いが苦手な方やしっかりとした歯ごたえが好きな方
はこちらのこんにゃくがオススメです!
生芋こんにゃくとこんにゃく粉の違いはわかっていただけましたか?
ぜひ今度お買い物に行った時にはこんにゃくのパッケージの裏をチェックしてみて下さいね!